« 上京河原町荒神口 | メイン | Cannal (運河) »

2008年02月19日

バードが好き?

 好きな音楽ですから、もういろんなジャンルを手当たりしだいです。ことjazzならば、やはり ”old fashon” バードも好きです。スタイルは古くても熱い疾走感は他では得られないですものね。

 jazzアルトサックス奏者山中さんのファンのみなさん、山中さんとのやりとり少しコメントが伸びすぎたみたいなので、 こちらに引っ越します。よろしくです。一連の楽しいやりとりであらためてjazzの奥深い世界に入り込んで喜んでます。でも、 なんの世界でも先陣の影響から逃れられないもんですが、ストックフレーズのお話なるほどと思いました。「影響」って言葉ボクはスキです。 創造っていっても所詮パラダイムにのっかってるんですものね。

 ところで、Dolphyの FIVE SPOTでのライブ、アルバム「Here & There」の 「God Bless The Child」素敵です。深夜一人で聞くと涙でちゃいますよね。

 

-- Click photo for large (読込終了時にクリックしてください。 ) --

 

バードが好き

山中一雄さん (as
Nikon D3 AF-S NIKKOR VR70-200mm F/2.8G

 

投稿者 無花果少年 : 2008年02月19日 11:20

コメント

サァどうぞって感じでお膳立てをされるとなぜか尻込みしてしまいます(^^ゞボクなんかのコメントでどれほどこのBlogを訪れる方々の参考になるんでしょうか。

よく我こそはジャズの大家って感じの評論家がおられるのですが、全く参考になりません。ボクはプレーヤーの人間性がどうのこうの言われるジャズ評論家の方々がよく解らないですね。
例えば、バードなんか、どの本を読んでもロクな書かれ方をしていません。でも、じゃあナゼ人は彼の音楽を聴くのか。人間性なんて抽象的で不明瞭な概念と無関係に、その音楽を聴く者を音だけで純粋に魅了するからでしょうネ。前述の「ダイヤル」のプロデューサー・ロス・ラッセル著の興味深い「バードは生きている」では、バードがリコ5番という途方もなく分厚いリードを使用 (ボクを含め大方の常人が3番でーす(^^ゞ)していて、アルト奏者で彼の狂信者のディーン・ベネディッティがその楽器から音さえ出ないのを尻目に「リコの5番はクールだよ」とうそぶいている様子が書かれています。
無花果さんとのやりとりでサボイのスタジオレコーディングのハナシになりましたが、彼の音は確かに普通の奏者なら使わないようなリードを使っている様子が聞き取れます。そのために彼は頻繁にリード・ミスを起こし、しばしば演奏を中断させています。しかし、その音はやはり凄い、の一言です。彼の場合、アンブシュアや音自体のコントロールも自身でも難しいレベルをキープしながら、あのフレージングでハイレベルのプレイをやってのけているのは、やはり驚嘆すべきプレーヤー、だと思います。そうでなければ、納得できないほど強欲だったのでしょう。

ジャズなんて演奏する側で好き勝手やってるのだから、聴く側ももっと自由でいいと思います。何か他の事に集中したいとき例えば音量を控えめにピアノトリオを流すのもオシャレで好き。また、コルトレーンのアルバム「セルフレスネス」の「マイ・フェイバリット・シングス」を大音量でスピーカーと差し向かい、なんかもよくやります。これ、ぜひオススメです。向井滋春さんとお話したとき、この演奏のハナシになって、「この演奏で自分はジャズの世界に進もうと決意したんだ」とおっしゃってました。実際に私がお会いした演奏家の方で、この演奏に魅了されジャズプレーヤーになった人はとても多いです。ドルフィーのバラッドのようにカタルシスがあります。

でも、ついジャズの場合は、自分が好きになった演奏(コレすごく特定されます)を他の人にも聴かせたい、と強く思ってしまうのです。自分の気に入った音楽をぜひ聴いてほしいけど、小松政夫じゃないですが「そぉ?っと」細々と演ってきた、と思います。そういう意味ではボクとバード(比較対象にもなりませんが)とは全く正反対の人生を歩んできた感じですよネ。

投稿者 山中 一雄 : 2008年02月19日 23:36

 生まれてきて良かった〜!!

 コルトレーンの「マイ・フェイバリット・シングス」もう大好きです〜〜。みんな、そう思うのですね。jazzで生きる決意を導く曲なんだ、素敵!! もうがんがん鳴らすしかありません。ハイになっちゃいます。でもあれって、結局アドリブだなんだっていって難しくなったjazzのアンチ・テーゼなんですよね。そうあのアップな変拍子とわかりやすくグングン上り詰めて行くメロディーとアドリブ。もうほんとにあのドライブ感は至福を呼びます。何度聞いたって、いや聴けば聴くほどあのイントロ、快感の条件反射になります。書いていて興奮してきました、すいません。

 いきなり話題をかえて。。。小林秀雄のような巨人はともかく、そのへんの評論家を生業とされてるかたは、言葉が悪いですが所詮おこぼれで生きておられるんですからね。小さなマーケットですものね。山中さんのおっしゃる表現者は作品に隷属しないといかんのかということなんですが、文学やアートの世界ではとうに作品だけで評価するという軸がすでにできていますね。コーマシャルな世界で純粋に営業している音楽業界なんかほど、この辺が酷いのです。でも、たしかにとてもきれいなラブソングを歌うスターがヘテロじゃなかったりしたら女性ファンついていけませんものね。そのてん槇原君は凄いです。まさに「どんなときも〜♪」ですね。それはだからヨイショ評論家が悪いのじゃなくて、消費する大衆がそんなストーリーを欲してるからだと思います。あの巨人の川上元監督をしてもテレビの野球解説で「あの選手はうまくなりますよ」。ーーーどうしてわかるのですか?とアナウンサーの問いかけに「彼は親孝行ですから。」などとのたまったらすい。

 向井滋春さんのお話、素敵な話ですよね。なんかとても良いお話を話きかせてもらいました。
ところで、リードの話なんですが、パーカーの神懸かり的なテクニックはわかるのですが、じゃ何故その御し難い厚いリードを使うのかいまいちわかりにくいのです。山中さんよろしければ、何が彼をそうさせたのかお教え願えないでしょうか?

投稿者 無花果少年 : 2008年02月20日 21:32

「もう無花果さんときたらノセるの上手ね(*^.^*)」A子ちゃんのセリフが今にも聴こえてきそうです。こういう話題のフリ方をされるとついこちらも身を乗り出してきちゃいます。

>じゃ何故その御し難い厚いリードを使うのかいまいちわかりにくいのです・・・
実はよく解ってらして、ボクのコメントを引き出そうとされているようにもお見受けできますが、ここはひとつ謙虚にいきましょう。
当然、「音のパワー」でしょう。人の心に訴える力でしょうか。分厚いリードを使えばそれだけ出てくるサウンドの説得力も違う、ということでしょう。つまるところ、まず自分がより「よい音」と感じる、また、聴く人に届くパワーの違うであろう「よい音」を出したい、という思いの強さでしょうか。

「節分」のコメントのどこかでも書かせていただきましたが、僕は「音のタメ」のないリコーダーに限界を感じてサックスに走りました。当然リコーダーとサックスのサウンドそのものが違い、両者を比較することが無意味なのは自明です。
「音のタメ」ってなんでしょうか?木管楽器の場合、当然マウスピースを口の中に入れて舌の真上でリードを震わせることでサウンドが得られます。サックスでは、自分が息を吹き込んだ瞬間と実際に音となって出てくるタイミングにズレがあるのですが、リコーダーにはありません。このズレのことを「抵抗感」に置き換えますと、抵抗感(人は誰しも抵抗感を楽しむところがありますよネ)を肌身で実感することにより、サウンドを自在にコントロールすることが可能となるのです。また、この「抵抗感」が大きければ大きいほど出てくる「音のパワー」が大きい、と思います。

ボクは、つい最近、マウスピースを従来の「メイヤー」から「メイヤー・ニューヨーク」モデルに変更しました。つまり70年代初頭までのメイヤーのマウスピースはエボナイトの質や、切り出しの仕方が違い(今のように型に流し込むのではなく、樹脂のカタマリから削る方法をとっていました)、また丁寧に作られていて、出てくる音の粒立ちがまるで違うからです。「毒」の成分が多く含まれていた(今使っているメイヤー・ニューヨークは演奏したあとすごくゴムのようなニオイがします)ために現在の材質に変わってきたのでしょうか。今のものは安全ですが、あえてコレを使うとことにしたのは、寿命を縮めることになってもいいから、良い音を出したいからです。(デスノートの影響ではありません(^^ゞ)同じリードを使用して、同一フレーズを小さな音で吹いたとしても、この2つのマウスピースでは一音一音のパワーがまるで違うのです。ボクの今のユニットは、サウンドを抑える必要に迫られていたため、小さな音で吹いても「音のパワー?人の心に届くチカラ」が出るように考えたためです。
でも、聴いている側ではこんな違いをわかっていただけているかは不明です。あくまで、自分が納得できるか、がポイントであり、バードも多分そういう気持ちなんだろう、と思い至るのです。
ウーム、表現力がイマイチ乏しいナァ。うまく伝わるか自信がありません(^^ゞ

投稿者 山中 一雄 : 2008年02月21日 03:06

 いやぁ?山中さんたら、もう。いまならともかくあの時分はまだ高校生でしたからね、A子ちゃんに限ってそんなHなこというわけないじゃないですか、ばかぁ?(笑)

 冗談はこれくらいで、またまた解りやすいご説明ありがとうございます。バードのリコの5番という厚いリードにはそんな秘密があったのですね。でもすごい。そんな吹き難いリードであの速いパッセージを自在に吹くのですね。それも彼ってもうおよそ他の奏者の倍のリズムで刻むような独特のノリですからね。やはりバードは本物の天才ですね。いくらヤクのせいだといえあの若さで死んじゃって、ガレスビーのその後の活躍を思うとまじ残念です。ジャズスタイルの変遷の速さがあるにせよ、生きていればどうなっていたんでしょう。このあたり非常に興味があります。

 マウスピースも色々あるって多少知ってはいますが、山中さんの拘りはやはりこんな所にもあるんですね。メイヤー・ニューヨークというマウスピースを入手なさって納得するまで吹く。これって昔作られたものだと思うのですが、入手し難いんでしょうね。でも、山中さんのことだから、こういうハードルをずいぶん楽しまれているのでしょう。PRSADのあの音量では素人のボクでは解りづらくって申し訳ないのですが、またバリバリにスイングするところ聞かせてくださいね。山中さんの吹き終え満ち足りた顔とても素敵です。ご心配にならなくても十分に届いてますよ、山中さんの音が。

 先日お教えいただいたバードの「コンファメーション」のベスト演奏。ちょっとわからなくって困っています。アルバム名などもう少しヒントをください。ところで、この「コンファメーション」の話でコード進行に話題が及んだのですが、たしかにとてもいかした進行だっていうのは、頭からメロディーを追っかけていけば解ります。でね、いつもお願いのなのですが、もしよろしければ、コードの進行の妙などぜひぜひご教授願えればうれしいです。ご面倒ですがお願いできませんか?
 

投稿者 無花果少年 : 2008年02月21日 22:06

まず、「コンファメーション」のライブ音源は、現在CDで発売されている「コンプリート・ロイヤル・ルースト・ライブ・レコーディングス・オン・サヴォイ・イヤーズ VOL.4」(COCB-50408)の4曲目です。ボクは紙ジャケで買いましたが、現在は通常のケース版で発売中です。

パーカーの凄さは確かにまずその「音のパワー(決して音が大きいという意味ではありません)」それから歌心、フレージングの素晴らしさ、そしてこれが一番彼らしい部分なのですが、「ハーフ・タンギング」の切れのよさ、です。彼の演奏を聴いていると、音の粒立ちがズバズバッていう感じで迫ってきます。「ハーフ・タンギング」はいわゆる「トゥク・トゥク」というタンギング(舌の使い方のこと)が常人に比べ強弱にキレがあってコクがあるのです(なんだかビールの宣伝みたい(^^ゞ)だから速いパッセージで特にスピード感がでる、と思います。
僕は、コレがニガテで、特にレスターからスタートしたこともあって、一般にレスター派といわれるテナーやアルトのひとは皆多かれ少なかれ所謂エッジのないサウンドをウリにしているようです。
ボクは前述の「音のパワー」自体には拘りますが、エッジの深いサウンドには執着心が希薄なのです(この辺ご理解いただければ幸いですが・・・どうでしょうか)つまり、はっきり言ってしまうとパーカーの音は人をひきつけると同時に強烈な毒があってエグいのです。残念ながら自分には合っていないように思います。

コード進行のことは敢えてヘタに言及しないのが得策でしょう。演奏するときには、主旋律のメロディラインだけでなく基本的なコードの流れがすべて3Dのように掴めてしまっていますので、誰かが部分的にひとつのコードを変更したときに引き続き起こる事象が自然に予測できてしまいます。しかしそれが何のコードなのかをアタマで考えてやっているわけではないのです。コレがうまく説明できればボクはサックスを堂々と人にお教えできる気がします。

自分がその曲を聴いていて、または演奏していて美しい響きが得られるかそうでないか、が好みの分かれるところでしょうか。この曲のブリッジ(起承転結の転の部分)のCm?F7?B♭?E♭m?A♭7?D♭?Gm?C7の流れの魅力もさることながら、出だしFメジャー、Eハーフディミニッシュ・A7+9、Dm・G7の流れの美しさは2度繰り返されて、前述のブリッジが生きてくるのですネ。

投稿者 山中 一雄 : 2008年02月21日 23:20

 バードの奏法ってそんなところにも彼の才能を感じさせるところがあるのですね。サックスってタンギングがいく種類もあるようですが、リード楽器だからさぞ舌のコントロールが大変なんでしょうね。なんだか山中さんにも苦手なことがあるって聞くと、失礼ですがうれしくなってしまいます。でも執着心が希薄だと告白されるのには...頑張ってくださいとしか。。。(笑)

 コード進行については「コンファメーション」のメロディラインの魅力がコード進行にあるのでしたら、わかりやすくお教えいただければいいなぁと思ったしだいでした。山中さんに質問攻めで困らせてまったく申し訳ないです。素人のボクにも飽きずに丁寧なご説明をよこしてくださって喜んでいます。やはりこのようにきちんとご教授を受けますと、できの悪いボクでもいままで知らなかった角度からjazzの楽しさに触れるこができてうれしいです。これに懲りずにこれからもよろしくお願いいたします。ところで以前にお伺いしたような気がするのですが、細かい気遣いでリードを手入れなさっていたような気がするのですが、はやり良い音のするリードを手にいれるのって大変なのでしょうね? でもこれってまた質問攻めですね。

 お勧めのライブ音源なんですが、今日AMAZONで紙ジャケ仕様を中古でポチりました。でも、いま気がつきましたが、どこにも紙ジャケ仕様とは書いていなくてちと不安です。2000年発売のものだから、おそらくそうだと思うですが。

投稿者 無花果少年 : 2008年02月23日 00:44

我が家の愛猫「チビ」おかげさまで無事回復いたしました(^^ゞ何も食べられない日々が一週間ほど続き、点滴と投薬のみの生活で体重も5.7kgから5kgまで減る状況でした。血小板と赤血球の数値が回復した後、エリザベスカラーをさせ、鼻からチューブを通し強制的に流動食を与えましたが、一昨日から「食べたい」と言い出し、本日はほぼ完全に元の状態に戻りました。身体じゅう紫斑も出て今回は覚悟していましたが。大変お騒がせいたしましたが、まずはご報告まで(^^ゞ

リードの選定は楽しいです。しかし、何ごともそうなのでしょうが自分で納得のいくものを見つける作業は、必要に迫られるとこれほどやっかいで焦ってくるものはないですネ。以前こちらのblogに少し書かせていただいたように記憶するのですが、ボクはリコ・ジャズ・セレクトという10枚で3,000円ほどもするものを使ってきました。以前は10枚の中に1枚ぐらいは「おォォ?ッコレは!」という良いものがあったのですが、最近はカッティングの方法が変わったことでなかなか良いのが見つかりません(>_<)以前はマウスピースにつけたまましまっておいたのですが、いざ演奏、というときに濡らしてみると先がシワシワになっているのです。これは、濡らしたリードが一旦乾燥状態になり、また濡らしたときに起きる現象で、均一な音が最初から出すことができないため(実はそれでもある程度ガマンして吹いてるとヨイ状態に戻ってきます。しかしそのリードの寿命は明らかに短くなります)オススメしません。
今は、リコ・ジャズ・セレクトを諦めて、リコ・レゼルヴというさらに高級なものを使っていますが、コイツがいまいちマウスピースと合ってくれません。というかマウスピースがじゃじゃ馬で、使いきれておらず、実際、悩んでいます。

投稿者 山中 一雄 : 2008年02月23日 11:03

今、読み返してみて気付いたのですが、では、どうやってリードを選定・保管しているか、の部分が欠落していました。ごめんなさい。
今は、気に入ったリードを永く演奏できるようにするため、まず、選定のときにいきなり吹かず、何枚かを一旦30分ほどコップの水につけておき、試奏してから、気に入ったものがあれば、それをさらに、左右のバランスが均一か指で確認し、カタければ400番ぐらいの水ペーパーでヒトコスリやっては吹き、ヒトコスリやっては吹きしながら鳴りを確認した後、一枚一枚ケースに入れ、70%の保湿剤をいれたヴァイタライザー(透明なビニールケース)にしまってサックスのベル部分に丸めて保管しています。

投稿者 山中 一雄 : 2008年02月23日 11:16

 山中さん、愛猫良くなって良かったですね。これで一安心ですよね。

 昨夜雪降る中遅くまでお付き合いくださってありがとうございました。気温はどんどん下がるし雪は積もる、いつも何故かあんなことになりますね。深夜のことなので、無事お帰りになっていらっしゃるか心配しました。いろんな話をしていただいて(ほとんどボクが喋っていたかもしれないですね)楽しい時間を過ごせました。こうしてコメントで読ませていただくより、本物が前でしゃっべっているんですから、断然おかしくって、ほんとうにあっという間です。お借りした貴重なバードの音源の数々ありがとうございますね。これからじっくり聞いてみます。また無知で失礼な質問をしてしまいそうだけど、その時はよろしくご指導お願いします。何事にもこだわりを持って生きて行かなくてはいかんと、またまた思ったテンダー・ナイトでした。(山中さん、キャラバン・サライも聞いてみてくださいね)

 リードのお話、深い世界ですね。リード楽器奏者の宿命なんでしょうね。オーボエ奏者のリードのこだわりって少し知っていましたが、サックスのリードもこれと思うものって選べないんですね。やっぱり深いなぁ。。。

投稿者 無花果少年 : 2008年02月24日 23:46

無花果さんご心配をおかけし申し訳ありませんでした。
無事自宅に帰りつけました。メールさしあげるお約束、ザ・ピーナッツのビデオの一件でつい忘れてしまってました。
さてボクはサンタナは全く知りませんが、ザ・ピーナッツ大好きです(^^ゞでも実際に歌ったり踊ったりしているのを憶えているのは1963年以降、テレビの「シャボン玉ホリデー」ぐらいでしかないのです。
以前にも書かせていただきましたが、ボクは一人っ子なんですが、ウチは両親が共働きのために、夜までボクは親しいご近所さんへ預けられていたのです。そこのお姉さんたちに流行歌の世界を教えていただいたのでした。家には「明星」「平凡」などの芸能誌がころがっていてイヤでも目に付くし、歌詞がついているのでつい口ずさんでみたりして・・・お姉さんたちは当然、タイガースやテンプターズなど男性グループなどが目当てでしたが、どういうわけかその家にザ・ピーナッツだけはレコードがあったのです。ザ・ピーナッツはオンナの子にも人気があったらしいのです。「レモンのキッス」でしたか、子供ごころにも耳について離れませんでした。
今、冷静に彼女たちの当時の人気を考えるにつけ、どれほど若い男性ファンを獲得していたのか疑問の余地があります。あくまで、芸事が好きで歌がうまくて、そういったお色気商売と別のところでプロ意識が人より強くて頑張っていた、と思うのです。さもなければ、あの厳しい世界で15年連続紅白出場など達成できるはずもなかった、と思うのです。彼女たちの初期のレコードを耳にすると、渡辺プロや宮川泰・岩谷時子らの情熱に応えるべく若さをすり減らし頑張った彼女たちをけなげだなァ、と思いますし、ますますその凄みが伝わってきます。
よくチャーリー・パーカーにはレスターという先人がいたがレスターにはいなかった、といわれますが、キャンデーズにもザ・ピーナッツという先人がいましたが、彼女たちに先人はいなかった、と思うのです。

投稿者 山中 一雄 : 2008年02月25日 20:20

 無事帰宅されたみたいですね。ほんとうにお世話になりありがとうございました。明日から長崎ですが、すぐに戻ります。今夜は旅の準備で落ち着かないのでこのくらいでとします、ごめんなさい。ピーナツの話は帰ってからコメントさせてください。明日の雨、夜には上がってくれればいいのですが。

投稿者 無花果少年 : 2008年02月25日 23:28

 今回ボクはあまり気乗りがしなかったのですが、CMの「光の回廊」の惹句に惹かれて少しだけ覗いてきました。結果は記事通りでもう一つ楽しめなっかたのですが、ホテルで少しだけのバイオリンのミニ・コンサートがあって、ボクは東欧の流しのバイオリン弾きを思い出してちょっぴり幸せでした。山中さん、この間ヘミングウェイの名前を出しておられましたが、彼の『陽はまた昇る』読まれました?スペインの牛追い祭りが舞台の一部になっているのですが、そのサンフェルミン祭が行われるパンプローナってあのバイオリンの名手サラサーテが生まれた街なんですよ。サラサーテといえば「ツゴイネルワイゼン」なんですが、ボクはもうこの曲が大好きで、っていうか東欧のジプシー音楽を源とするものがみんな好きなんです。無節操ですが... チックコリアもその口なのかも知れません(笑)。えーっとついでながらラカトシュって怪僧知ってます?『♪チェルダッシュ』て有名だと思うけど。もひとつおまけで鈴木清順監督の映画『ツゴイネルワイゼン』も百編観ても飽きないです?。このあたり一晩中でもお話したい(笑)

 ピーナッツのビデオ観ました。懐かしいですね。この歳になってみると幼かった頃の出来事が走馬燈のごとく次から次に。ほんと懐かしい?。彼女たちほんとに妖精ですね。日本中で一つの流行歌が生活の一部だった時代です。貧しいけれど、何故か熱くて、あの時代心は豊かだったですよね。

投稿者 無花果少年 : 2008年02月28日 23:58

お帰りなさいませ(^^ゞヨーロッパへの淡い憧れを懐かれてご帰宅されたところへ大変申し訳ないのですが、私は今必死で、今年の高槻ジャズストリートのエントリーの状況と戦っているところです/(-_-)?

今年はジェレミーが結婚式の牧師さんのバイトをしていることから夜間しかダメで、5月3日のJKカフェの7時枠、8時枠にエントリーしています。日々、JKカフェへのエントリー数が上がってきていることにハラハラ・ドキドキしています。やっぱり、人気の度合いが群を抜いていますね?!既にして7時枠は3件、8時枠は4件も埋まってきています。5時枠など既に6件です。抽選とのことですが、うまく選ばれるでしょうか?

ボクは鈴木清順の映画「ツィゴイネルワイゼン」しか観た事ないです・・・多分。ひとつのシーンを一枚の絵の如く切り取る手法は無花果さんの写真に通じるところがあり、納得しました。浮気をしてしまった奥様に浮気相手からうつされた病気の斑点が現れるシーンは妙に生々しく印象に残っています。

ザ・ピーナッツの紅白出場のビデオは昭和34年?37年がどうやら残されておらず、残念です。42年の「恋のフーガ」も白黒であんなに画像が乱れていて悔しいですが、このシーン自宅で家族全員で観ていた記憶が鮮明に残っています。

投稿者 山中 一雄 : 2008年02月29日 01:17

 JKカフェのエントリー気になります。やはりあの店には独特の雰囲気があって、ごったがえすギャラリーの肩越しにjazzを聞くのが良いのですよ。エントリー入れるミュージシャンもわかってるんですよね。山中さん、くじ運ってどうなんですか? ぜひぜひ引き当ててほしいです。いまから楽しみにしています。

 紅白の記憶って何故か鮮明じゃないのです。毎年観ていたせいかやはり印象が浅くなっちゃうのでしょうか。除夜の鐘を知恩院で聴いておけら参りに行くのが大晦日の行事だったから、案外最後まで観ていなかったのかもしれません。ところで、いつもjazzの話が多いのですが、山中さんってフレンチポップス以外だと何をよく聴いておられたのでしょうか? 教えてタモレ(笑)

投稿者 無花果少年 : 2008年03月01日 23:03

フレンチ・ポップスってミッシェル・ポルナレフ( ^^)ρのことと思いますが、そのフレンチ・ポップスさえ残念ながら彼意外は殆ど知りません。だって、ほらシルビー・バルタンのことも事故に遭って大変になったことすら知らなかったのですから・・・ミッシェルはでもスゴイんですよ。ハナシによるとかのコンサルバトワールをなんでも主席卒業したとか。人間、道を踏み外すってことは、日常茶飯事なのですね。本来ならクラシックの大家になれたかもしれないのに。でも今の彼も大変幸せそうで何よりです(^^ゞ

ウーン・・・本当にジャズしか知らないなァ。クラシックといってもマルセル・ミュールのエチュードぐらいしか演ったことがないし・・・お恥ずかしいですが自分のものになっているとはいえないですね。

あ、そうだ。フランスつながりでは、何といってもエディット・ピアフでしょうか!彼女の歌は大好きです。最近、映画も観ました。

最近は古い日本の歌謡曲をよく聴きます。初期(昭和30年代前半からのもの)のダーク・ダックスとか素晴らしいと思います。10インチの古いテイチクのレコードなどや、シャンソンの高 英男と一緒に歌っている中田喜直「雪の降る町を」(初版レコーディング)は録音も良く大好きです。

歌謡曲のハナシでご期待に副えず、大変申し訳ないのですが(^^;)ザ・ピーナッツの他には、別に渡辺プロつながりという訳ではありませんが、これまた初期の梓みちよなどもさすが宝塚音楽学校出身、後々エラそうにするだけのことはある実力をもっておられた、と思います。

それからクルマの中でお話したこともありますが「終着駅」以外の奥村チヨも好きですし。(特に「嘘でもいいから」は本領発揮だと思います( ^^)/ ここまでやれる女性歌手は、あとにもさきにも彼女しかいないのでは・・・と思います。ある意味、彼女こそはビリー・ホリディのアンチテーゼといえるのではないか、と真剣に考えています。彼女はデビュー前後に「堂島地下センターのうた」を歌っていたのをご存知ですか?「ドーチカ、ドーチカ、散歩道ララッ」っていうヤツです。そういえば「イチゴのチョ?コ?」のCMも可愛かった。ちなみに「愉快ツーカイまるかじり」は石坂浩二でしたネ)しかし、当然ながら決してリアルタイムで彼女たちと青春を過ごした訳ではありません。当時ボクは単なる悪ガキでした。

そうそう岸洋子のDVD有難うございました。ジャズの世界もそうですが身体や精神に何か欠陥をかかえているにも拘わらず、他人に表現できない世界を展開できちゃう人って凄いと思います。「夜明けのうた」などは人並みはずれた豊かな声量と説得力のある歌い方(特にEPレコードで聴くかぎり1番、2番の歌詞の歌い方から3番に盛り上げていく部分など聴きごたえがある!と強く思います)が大変素晴らしいと思います。しかし、ボクなどとても狭い耳ですね。まるでスクロールしながらスパイラルに突き進んでいくような聴きかたです。
無花果さんはマルチで深いですね。大変羨ましいです。

投稿者 山中 一雄 : 2008年03月02日 02:28

 今夜は出先なので、短いコメントで失礼します。

 奥村チヨってボクより5歳年上で、折から昭和ブームのど真ん中の最近の活躍をみていると、歳をまったく感じさせぬその魅力に感心しちゃいますね。「堂島地下センター?♪」のコマソンはまったく知りませんでした。さすが山中さんです。TVに映る彼女はコケットリーで眩しすぎるくらい。当時中学生だったボクにとってほぼ初恋の相手だった同級生が彼女に似た顔立ちをしていたので、余計好きだったんです。でもとっても彼女もみたいな女性が好みだって言えないような真面目な中学生だったし(笑)、その初恋の子にも告ることができなかったせいか(今だったらかんがえられませんが(笑))いまでも非常に気になる特別の意味を持った歌手が奥村チヨです。彼女最近NHKの番組にも露出度高くって奥村チヨウォッチャーとしては喜ばしい限りです。で、なんですが思わぬ突っ込みなるのか知れませんが、奥村チヨがビリー・ホリデーのアンチ・テーゼになるのではとおっしゃるここ心、もうひとつ理解できないのですが、そこんとこご自説をどーんと遠慮無く展開してくださらないでしょか。どんな山中節を聞かせていただけるのか、ひじょうに楽しみです?♪

 フレンチ・ポップスなどなど、あらためてコメントさせてくださいね。どんどん話、面白くなってきましたね(笑)

投稿者 無花果少年 : 2008年03月02日 22:28

今回はどちらにお出掛けですか?
私の場合は生活基盤を転勤に強いられ、赴任した土地土地を知ることができ、その点のみ感謝しておりますが、短期滞在にてあちこち行った経験が少なく、土日は演奏などで潰れますし、長期の休みが取れるときはシーズン真っ最中で旅行代が高いし、国内、国外問わず旅行をした経験が少なく、無花果さんを羨ましいと感じています。いつぞや、無花果さんからのご提案で、「アメリカのジャズ・クラブを巡りませんか?」と言われたとき嬉しく思い、思わず「(オトコの)ボクでいいの?」とお返事してしまいそうでした(^^ゞいやいや、決して旅気分で赴かれているのでないのに失礼を申し上げましたφ(.. )

ビリー・ホリディはご存知のとおり、男性ファンに全く媚を売らないことで、その毅然とした淑女然とした佇まいに敬意を払って(一部皮肉も込めてであったろうと思いますが)「レディ・デイ」と呼ばれたそうです。歌った内容もボクが知る限り、商業主義にのっとったものには常に反発しており、常に自分の全てをさらけ出してきたからこそ、その全盛期も、凋落期においても彼女の歌は傾聴に値するとされ(私も同感です)てきました。彼女の声域も1オクターブ半ほどしかなかったらしく、歌手として決して恵まれた資質といえないにも拘わらず、その場の雰囲気や自分の情感の赴くままに、歌詞やメロディをフェイクし自由に歌っています。無花果さん、ボクのオススメの彼女の曲を一度聴いていただければ、と思います。でも、またの機会にお話したく思います。

そこへ奥村チヨ選手ですが、この選手は、歌手生活の全てではありませんが、大変器用な部類に属する素質あふれる歌手であり、そのスタイルを千変万化させてきた経緯があり、商業主義にのっとり女性のか弱さを前面に打ち出し、その全盛期には男性に媚を売る甘えん坊の極致を達成していると考えます。ボクは「恋の奴隷」?「恋泥棒」?「恋狂い」?「嘘でもいいから」とエスカレートしていく自分の売られ方に反発はあったものの、作品として、また当時の歌の表現としてプロに徹した彼女を非常に尊敬しております。心底、奥村チヨはエラい!と思うのです。そういった意味で、ビリーに対するアンチ・テーゼと申し上げたつもりです。無花果さんはベンチャーズとやった「北国の青い空」あたりお好きではないかしら、と思いますがいかがでしょうか?ボクは「愛の花咲く頃」の素直な歌い方が大好きです。高い音から低い音へのチカラをぬいたスラーは他の歌手にはない美しさがあるように思います(^^ゞ

今度は私からもご質問させていただけないでしょうか?日本、他国を問わず、無花果さんのお気に入りの歌手はどなたですか?ボクはじつはコニー・フランシスなんかも大好きなのですが・・・

投稿者 山中 一雄 : 2008年03月03日 00:49

 コニー・フランシスって VACATION!! ですよね。懐かしい。

 仕事でどこか他所へ行くってことなんてそれこそ少ないんですよ。山中さんも薄々お気づきかもしれませんが、仕事をするってことがぜんぜん苦手で、ただの怠け者です。旅行がスキなんて洒落たものでもなんでもなく、ただここと違う何処かに行きたいだけなんです。飽きっぽいっていうか、落ち着きがないっていうか。まだまだ知らない土地だらけだし...

 なるほど「レディ・ディ」のアンチなるもののご説明よく理解できました。たしかに奥村チヨがプロの歌手として徹した姿勢には唸るモノがありますね。ただ平成の時代からすると、恋の三部作で描かれる女性の媚びって、パロディのようにも思えてくるから時代の移り変わりって面白いものですよね。当時の「アナタ好みの?♪」と歌う奥村チヨの歌詞をごく普通の公立の共学の中学生だったボクにはぜんぜん理解できませんでした。歌詞をあらためて読んでみても大まじめに男性への恋に従する女性心が歌われています。やはりあの時代あれが理想の女性像だったのでしょうか?。遅れた告白かもしれませんが、「悪いときは、どうぞ、ぶってね?♪」のイケナイ歌詞にウブな中学生のボクはドキリとしちゃいました。奥村チヨに「どうぞ、ぶってね?♪」なんて言われちゃったら、こっちこそ『恋の奴隷』になっちゃいますよね。でしょ? 山中さんだって?!

 お気に入りの歌手って、いっぱいいます(笑)
とりあえず JPOP なら ”original love”をあげます。田島貴男って歌手です。
『接吻』が代表作です。イカしてます!!

投稿者 無花果少年 : 2008年03月03日 23:33

「接吻」っていうのですか・・・無花果少年さんの写真集のアーカイブのオープニングのこの曲。なるほど。イカしていますね。ドライブしながら大音量で聴いたらどこまでも気持ちよく走れそうです。でもボクの乏しい知識では、JPOPなどとてもついていけそうにありません。ウチのカミさんはジャズやボクの演奏など全然興味をもっておりませんが、マッキーは大好きだそうです(^^ゞ

コニー・フランシスにもはまっちゃうと一晩中でも聴いちゃいます(>_<)
彼女の曲については、洋盤と日本語バージョンをどちらもCDで持っています。驚いたのは、日本で有名な曲が、実はアメリカではさほどヒットしていなかった・・・という事実です。
「ボーイ・ハント」などは、実は奥村チヨが見事にカヴァーしているバージョンがあって、最近「ヒットパレード」のコンピレーションCDで見つけて聴き入っています。やっぱイイワー('-'*)

ボクは今、アーニー・ヘンリー(Ernie Henry)という57年に31歳という若さで夭逝したアルト奏者にハマっています。この人は実は30年前から知ってはいたのですが、最近ボクの中でクローズ・アップされてきています。特筆したいのはその恐るべきトーンの魅力です。いったいどうしたらこんな音が出るのでしょうか不思議です。有名なところではサイドメンとしてモンクのセッションにロリンズと参加した56年の「ブリリアント・コーナーズ」ですが、同じくリバーサイドに残した「Presenting Ernie Henry」(RLP 12-222)の中の「?Should Care」などオススメします。

投稿者 山中 一雄 : 2008年03月04日 00:32

(号外)
今年の高槻ジャズ・ストリートはおかげさまで、無事JKカフェにて演奏させていただくことが決定しました。倍率が高かったので正直嬉しいです。よくぞ選んでくださいました。

日時:5月3日(土)20:00?20:45
(この日のトリなので多分21:00まで演奏できます)
今年も頑張りますので、よろしくお願いします(^-^)/~

投稿者 山中 一雄 : 2008年03月04日 21:52

 高槻ジャズスト出演決定おめでとうございます。JKカフェだったら雰囲気バッチリですね。演奏後の打ち上げも豪華なものになりそうです。楽しみですね。

 "Original love" の『接吻』おそらく知ってらっしゃるのでしょうね。SOTTE BOSSE のモノは軽いクラブ系ボッサの編曲なので、灼けるような恋心を歌う田島さんのオリジナルとは程遠いと思います。あらためて GALLERY のトップに田島さんピアノ弾き語りのモノを貼っておきました。ちと画像がイケなくもないかもしれないですが、あれで貴重な音源をサンプリングしているので、ぜひ彼の甘いラブ・バラードを聞いてみてくださいね。

 モンクの「ブリリアント・コナーズ」もアルバムで所有しています。いま仕舞い込んで聞けないので、CDを探して聞いてみますね。山中さんはサックスの演奏者だから、時間というフィルターを一度通した Jazz や POPS を聞かれて、そこに熟成された音楽を見つけていらっしゃるのですね。ボクなんか軽薄だから、時代を流され現在を歌うJポップなどに身をまかせるのが面白いんだと思います。音楽の良否を論じるのは難しくそして虚しくも思えますが、感じた楽しさをおしゃべりするのって楽しいですよね。自分の好みのツボにはまった時、浮き浮きしちゃいます。音を楽しむってよくいったものですね。

投稿者 無花果少年 : 2008年03月04日 23:32

今年で3回目の出演となる高槻ジャズ・ストリートですが毎年、いろんな出会いがあり楽しみです。2006年に初めて参加させていただいた折に、たまたま来場された無花果少年さんにお写真を撮っていただき、このBlogに添付いただいたのに長いこと気付かず、それを知ったのは一年も後のことでした。それからまだ一年に満たないというのに、こんなに親しくさせていただき、本当に人との出会いというのは不思議なご縁で成り立っていると思います。

僕たちのグループは、決して込み入った編曲も使いませんし、スタンダード・ジャズを自分たちに解釈で演奏しているにすぎないのですが、それでも徐々に変化してきています。
また、レギュラー・グループで演奏を続けていくことには、様々な人たちとの新鮮なセッション以上に深い楽しみがあり、お互いの音に呼応し、対応することが幅広く可能となってきます。Duoには緊張感がいやまして、それはそれで楽しいのですが、Trioになると数倍のGrooveが得られます。これを何とかお聴き頂く皆さんに届けたい、と強く思います。

今年の高槻ジャズ・ストリートはリー・コニッツ(Lee Konitz)の『Palo Alto』に挑戦します。ご期待ください(^-^)/~

投稿者 山中 一雄 : 2008年03月10日 00:04

 高槻ジャズスト出演決定おめでとうございます。

 一昨年のJKカフェでの出会いが、一年以上の時間をおいてお付き合いさせていただくきっかけになったのですから、人生おかしなものですね。どんなに求めてもすれ違う事っていっぱいあるのに、人の出会い妙ってうれしいですよね。

 でもこの再会は、偶然な出来事じゃなくって、山中さんたちのjazzに対する情熱が生んだものだと思います。おっしゃるような複雑なコード進行上で、ハーモーニーの展開を楽しんでらっしゃるのをすべて理解はできないですが、その熱いグルービーな演奏にみなが心躍るのだと思います。高槻ジャズストでのコニッツの新曲がいまから楽しみです(^^ゞ

投稿者 無花果少年 : 2008年03月10日 20:37

コメントしてください

サイン・インを確認しました、 . さん。コメントしてください。 (サイン・アウト)

(いままで、ここでコメントしたとがないときは、コメントを表示する前にこのウェブログのオーナーの承認が必要になることがあります。承認されるまではコメントは表示されません。そのときはしばらく待ってください。)


情報を登録する?