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クリムト目当てに豊田市美術館へ
暑かった夏も終わろうとしている八月の最後の日に、
豊田市にクリムト展へと出かけた。
色々事情があっての、あの代表作「接吻」抜きのクリムト展だが、
楽しみはクリムト以外にもあって、それは美術館そのもの、
京都国立博物館 平成知新館などで知られた谷口吉生設計の美術館なのだ。
国内では「土門拳記念館」「丸亀市猪熊弦一郎現代美術館」
「東京国立博物館 法隆寺宝物館」「 東山魁夷せとうち美術館」
「 葛西臨海公園 」「京都国立博物館 平成知新館」などなど素晴らしい建築物ばかりだが、
かつて七州城のあった高台の一角に建設された豊田市美術館も素晴らしい出来だった。
遠出はしたものの、クリムトもそこそこにして、
閑静な住宅地の中の美術館そのものを愉しむように巡って、
愉しい一日となった。
Toyota Municipal Museum of Art ( Aug. 2019 )
X70, 18.5mm F2.8
D;
こんにちは。
ここも谷口吉生氏の設計だったのですね。
やっぱり素晴らしいなあ。
派手さはないのだけれどこう、眺めているだけで気持ちが整ってくるような、
「静かな建築」とでも言えばいいのでしょうか。
この極薄の池、これがまたその印象を強めるのだけれど、
東博や京博のよりずいぶん大きいようですね。
映り込みが素敵だろうな…
そのうえ中身はクリムトでしょう、なんという贅沢を(笑)
無花果少年
D;さん、いつもコメントありがとうございます。
でしょ?
贅沢とはこういうことですよね (笑)。
「接吻」抜きのクリムトはともかく、この美術館は、酒田の土門記念館のほぼ公園の池のまんま感や、両国立博物館のどちらかと言えばせせこましい水を張った前庭に見えなくはないものと比べても、その広さからくるスケールで、水面に映える空の青さや周囲の緑に浮かぶ建物の美しさを堪能できます。
少し遠出になりますが、ぜひともできればこの期間中にお出かけをお勧めします。
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