« 2009年09月 | メイン | 2009年11月 »
2009年10月29日
藤本重廣能面作品展 無形を写す 終了しました。
藤本重廣能面作品展 無形を写す 無事終了です。
みなさま、お忙しい中見に来てくださって、ほんとうにありがとうございました。
能面や写真はもとより、日替わりの山中迓晶氏の催しが大好評でした。
もうこんな大きな企画の展示は二度とできないかもしれませんが、
次を目指してコマを進めます。
その時まで、よろしくです (^-^)v
写真は23日4もくめ、 観世流能楽師 山中迓晶氏です。
能「安達原」次第からロンギまで 使用面?小町老女
面との真の融合に挑戦。
能面は果して瞬きするのか。その唇は動くのか。
-- Click photo for large
(読込終了時にクリックしてください。 ) --
観世流能楽師 山中迓晶氏 能「安達原」
Nikon D3 AF-S NIKKOR VR70-200mm
F/2.8G
2009年10月20日
藤本重廣能面作品展 無形を写す
すべての準備を終えました。いよいよあさっての22日(木)から25日(日)まで4日間の日程で始まります。よろしければ、
みなさまぜひいらしてくださいね。
無形を写す
形無き世界の中に人は夢という幻を見る。儚い幻の夢の中で他者に自身を変身させたり、欲しいと思うものを手に入れる。
そして人は夜毎夢見るだけでは承知せず、白昼も幻を見て暮らす。儚しと知りつつ、現の世に望みを託せど、やはり幻と思い知る。
藤本重宏氏は「幻を見る」だけでなく「幻を作る」人である。
欲望の固まらぬイメージとしての心象を彼は能面として形に表わす。だとすれば彼の作る能面は人の欲望を映す心の鏡かもしれない。人は
「自分をあらわす」だけでなく「自分をかくす」ことで現実を生きている。欲望のすべてを映し出す鏡の中に、
人生を流れていく自意識のすべてを見せられる時、やがて死による生命との甘美な惜別という空想にすぎない浅薄な絶望とは違って、
ある飽和的な幻滅感を残す。
束の間に夢見てそして朽ちる。わたしという幻は、幽玄をまどろみ心を映す能面を前にして、ただ写真を撮ることだけなのかもしれない。
10月の新月の夜に
2009年10月23日?25日
山中能舞台
会期中の催し (PM2:00?3:00)
10.23 (金) 「表現のオモテ側?面との融合」
能の実演を通して、能楽師の身体表現による能面の
表情の変化をご覧いただきます。
1. 能 「経政」より 翔 使用面?十六中将
戦いへの極度の緊張と興奮。
心拍数により変化する表情に注目して頂きます。
2. 能 「葵上」より祈 使用面?般若
葛藤の中での激しい思い。
「オモテをキる」とは。
3. 能 「高砂」より神舞 使用面?白天神
激しい舞に、能面を使用している事の不自然さが消えていきます。
面との一体化に注目です。
4. 能「安達原」次第からロンギまで 使用面?小町老女
面との真の融合に挑戦します。
能面は果して瞬きするのか。その唇は動くのか。
10.24 (土)「能のある空間?映像で楽しむ小鍛冶」
迫力ある映像で小鍛冶をご覧頂きます。また、使用した能面の紹介や、実演を交え様々な角度から能「小鍛冶」の魅力に迫ります。
使用面 童子?喝食 牙飛出?泥小飛出
10.25(日) 「静かなる表情?筒井筒の女」
井筒を題材に、多種の能面を実験的に使用し曲のテーマの本質を探ります。
使用面 1. 青春の頃?小面
2. 朱夏の頃?若女
3. 白秋の頃?深井
4. 玄冬の頃?姥
2009年10月09日
藤本重廣能面作品展
学生時代より親しくおつきあいいただいている藤本重廣氏が10月の22日より『無形を写す』と題して大阪阿倍野の山中能舞台にて能面作品展を催されます。
ボクもドサクサに紛れるように会場に写真を展示させていただきます。よろしければみなさま、
覗いていただければすごくうれしいです♪
期間: 10月22日?10月25日まで
会場: 山中能舞台
大阪市阿倍野区阪南町6-5-8