A Day In The Life #5 〜 鬱な日々 〜 20250126

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鬱な日々


年が明け、あれこれあって家に籠もりがちの日々、
少しフレイル気味ですが、頑張らないと。



唐突ですが、ドッペルゲンガー現象って、「自己像幻視」とも呼ばれる現象であるらしいです。興味のある方は調べてください。

で、「自分と同じ顔の人が他に2人いる」......
あたしの一つ歳違いの従姉妹があの奈良興福寺にある「阿修羅像」そっくりなんです。

中学の美術の教科書に初めて「阿修羅像」を見た時に、思わず彼女だって思いました。
その事を彼女に伝たえら、やはり彼女も自身の美術の授業でみなに囃し立てられたそうで、女子一貫校なのにHIPなんですね。

あたし思うに......

ゴッホといえば向日葵、向田邦子といえば阿修羅のごとくです。

苦しまぎれの展開ですが、ようはNetflixの今話題の新作「阿修羅のごとく」を観ましたってご報告です。(笑)

是枝裕和監督・脚本によってリメイクされた「阿修羅のごとく」
少し暗い場面が良い意味での雰囲気を醸し出して、向田邦子ワールドを十分に堪能させてもらえます。撮影もあの瀧本幹也、四姉妹の抱えた葛藤や秘密を画面の中で赤色として象徴的に使われていますよね。

端折って書きますが、
四姉妹と家族の揺れ動く、心模様。お互いの感情がぶつかりながらも、ねぎらいあって生きていく様は、あたしじゃないけど、愚かしくって愛おしい。

あらためて1980年前後にNHKで放送され、また映画化や舞台にもされた向田邦子の代表作「阿修羅のごとく」の世界にたっぷり浸れます。

失礼を承知で書きますが、音楽だけはNHK版の「ジェッディン・デデン」 メフテル(トルコ軍楽)の代表曲が印象が強く良さげでした。なかなかあれを越えられないですよね。


昨年話題になった「地面師たち」よりもあたし的はお勧めです。


瀧本幹也氏の写真集「阿修羅のごとく」も発売されたみたいだけど、

昨年同時に刊行された「LUMIÈRE ルミエール」「PRIÈRE プリエール」、
一度手にして拝見したのですが、高価だから未だ買えてません。(笑)


鷹男を演じるもっくんの昭和オヤジが素晴らしいです。
二枚目の気配を見事消していて、最初、誰かわかんなかったものなぁ

  

シテ方 山中晶 重要無形文化財保持者(総合認定)
面 猿飛出 藤本重廣氏蔵
Nikon D3
AF-S NIKKOR 70-200mm f/2.8G ED VR II