立春が過ぎても、真冬の厳しい寒さが続きます。
少し間が空いてしまいました。
二月初めにランタン祭りへと長崎に遠征しています。
切ない記憶に埋もれた街です。
三十年以上昔、気ままに訪れ、雨に打たれながら歩いた街並も、
そして数年前若くして亡くなった友人と歓談した中華街にも
懐かしさと切なさを感じます。
過去を振り返り、
生きてきた自分をそのままに受け止めて......
Chega de Saudade
Nagasaki-Chainatown (Feb. 2017)
SONY α7RII ILCE-7RM2, FE 70-200mm F4 G OSS(
D;
様々の記憶のまつわりつく街並、
誰にでもあるものだと思いますが、
それを写真作品として表現できるのは素敵なことですね。うらやましい。
いっぽう私は、「なぜかわからないけど覚えている風景」に興味があります。
特に思い出があるわけではなくて、ただ画像として覚えている。
いわゆるデジャヴュを呼び起こすやつですね。
無花果さんは、そういう場所に出合って撮った、ということはおありですか?
無花果少年
既視感って何故か素敵な響きがありますね。
既視を感じる風景を写真にすることも
あります。
でも、既視にせよ未視にせよ、
ファインダーを通した風景は
現実感の欠けた何か違う風景です。
覗き視るってことが、
大きな意味を持っているのかな。