バルテュスといえば節子夫人。その節子夫人の協力もあって、
二十年ぶりのバルテュスの東京、京都の回顧展ですね。
昨年亡くなった無花果少年のお友達チャマさま生きてられたら、
節子夫人大ファンのチャマさま感激されたでしょうね。
などとお盆らしく亡き友人を偲びながら、
大雨警報発令中の岡崎にでかけました。
閉館に近い遅い時間で、おまけに外は記録的大雨です。
前評判も高かったのにかかわらず館内は閑散として、巡るのも楽ちん。
年配の方少なく若い女性が多かったのには納得。
あの扇情的な少女の絵画もおしゃれな絵画として記号化されているんでしょうか。
少女愛に目覚めていない僕としても最後の陳列のポラロイド写真集には心奪われました。
ぼけて抽象化されている大量の少女像、ただただ綺麗でしたね。
帰路東山は雨と霧。鴨川の床も濁流に呑まれ、てっきり五山の送り火は中止と思って帰宅したら、これが雨天でも決行なんです。
京都のひとにはあたりまえなんでしょうが、
五山送り火って金閣や銀閣寺などの有名な観光寺が行っているものじゃなくて、
観光とは無縁の小さな寺院。鳥居にいたっては寺院は無く保存会の方々労力なんですってね。
荒天でも送り火を点し続けている無名の人の労力と仏を送る信心に頭が下がります。
雨で中止と決め込んだ自分も、来年の送り火にはもう少し信心の力を信じたいと思います。
人口の灯りで満たされるUSJはアニメコミックのディック・トレーシーで世界です。
ファインダーを覗いていても愉しい
時間が許すならこちらを愉しみたかった...
Universal Studios Japan, Osaka (Aug 2014)
Sony α7 ILCE-7, Voigtländer NOKTON 50mm F1.1
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